Railsの参考書
Railsでの開発を始めた当初は参考書が無くて苦労しました。
2009年4月はRailsブームが小休止した頃で、Rails2.xに対応した本が少なかったです。
かんたんRuby on RailsでWeb制作
最初に読んだ本です。
著者の無料セミナーを聞きに行って、色々質問をしてRailsでの開発を決めました。
今使っているIDEがNetBeansなのもこの本の影響です。
IDEに関しては、RadRailsとの比較もしましたが、起動が速い、動作が軽いNetBeansの方が使いやすいと感じました。
クリエイティブ・コモンズのRails 教材
「かんたんRuby on RailsでWeb制作」はRails2.1がベースになっているので、今では若干内容が古くなっています。
特に日本語化に関しては、現状のRailsでは推奨されていないやり方です。
今なら同じ著者の作成した、無料で入手できる教材をお勧めします。
こちらはRails2.3がベースになっています。
Ruby on Rails ステップ・バイ・ステップ
ざっとRailsを体験したい場合は、こちらのチュートリアルが参考になります。
感想
どの参考書を読んでもそうですが、本の通りに実際に手を動かしても、それだけではRailsでアプリを作れるようにはならなかったです。
Railsでの開発を始める前は、ASP.NETで開発を行っていたことも、理解に時間がかかった一因だと思います。
ASP.NETのページモデルになれていたので、RailsのMVCモデルになかなか慣れませんでした。
ASP.NETは、ViewとControllerが一対一の関係になった"ページ"で構成されています。
IDをセッションなどで、自力で次のページに引き渡す必要があります。
しかしRailsは違います。複数のViewを一つのControllerが処理します。
IDが規約に従って引き渡されるため、最初の頃は、Controllerが一つのような単純なアプリは作れても、複数のControllerがIDを引き継ぐアプリが作れなかったです。
何度も簡単なサイトを作ることを繰り返して、二ヶ月経ってやっと自分なりのコツがつかめた気がしました。